〜夫婦別のお金管理から教育資金・老後まで〜
最近SNSでよく見かける子供ができても夫婦別でお金管理をしている人。
家庭のお金の話は、仲が良くても意外とデリケートなテーマ。
とくに「夫婦でどうお金を管理するか」「どちらがどれくらい負担するか」は、正解がないからこそ悩みますよね。
4つの観点から “無理なく続けられるお金の管理” を考えてみました。
■ 1. 夫婦別管理はいいことも多いが、意外な落とし穴も
近年増えているのが「夫婦別財布」。
それぞれが自分の収入を管理し、家庭の支出だけを分担するスタイルです。
● 夫婦別管理のメリット
- 自由に使えるお金が明確でストレスが少ない
- お互いの浪費を気にしなくていい
- 管理がシンプルで喧嘩になりにくい
● 一方でデメリットも…
- 収入差があると“負担の公平さ”に不満が出やすい
- 家庭全体の貯金がどれだけあるかわかりにくい
- 教育資金・老後資金を確保しにくい
特に問題になるのが、「同じ金額を負担するのが本当に平等なの?」という点です。
■ 2. 子どもの教育資金は “家庭として” 計画しないと厳しい
教育資金は、人生の中でも大きな支出のひとつ。
文部科学省の調査では、
- 公立でも約500万円
- 私立なら1,000万円を超える
とも言われています。
夫婦別管理の場合、教育資金の積立が“誰の担当なのか”が曖昧になりがち。
「じゃあ余裕があるほうが出せばいいよね」という空気になると、将来どちらかが負担多めになり、不満につながるケースもあります。
教育費は家庭全体のプロジェクトなので、
共同口座を作って毎月積み立てるなど、“二人で見える化”が大切です。
■ 3. 老後のお金は“個人”より“夫婦単位”で考えるべき理由
老後資金も、実は夫婦別管理だと準備が偏りやすいポイントです。
もし夫婦で別々に老後資金を貯めていて、
片方だけがしっかり貯まって、もう一方はあまり貯まっていないと…
結局生活は一緒なので、老後の負担は偏ってしまいます。
さらに、年金額も収入によって差がつきます。
収入の低い方が将来困りやすいことを考えると、
老後資金こそ夫婦で話し合ってお互いのペースを調整する必要があります。
■ 4. 「旦那さんの方が収入が多いのに同額負担」は本当に公平?
ここが一番気になるところですよね。
結論から言うと…
“収入が違うなら、同額負担は必ずしも公平ではない”
と言えます。
例えば、夫の月収が30万円、妻が20万円だったとして、
家計に10万円ずつ出すようにすると…
- 夫:30万円→20万円の可処分
- 妻:20万円→10万円の可処分
妻の方が圧倒的に自由に使えるお金が少なく、生活に余裕がなくなりがちです。また育休、子育てのタイミングで奥さんの収入が減ることがあります。
これが続くと、心理的な負担や不満につながります。こういった時に夫婦仲ですれ違いや喧嘩が起こってしまうケースもあると思います。
■ 5. まとめ:大切なのは「平等」より「納得」
夫婦のお金の管理には、絶対的な正解はありません。
ただひとつ言えるのは…
“同じ金額=平等” ではないということ。
収入差、生活スタイル、将来のプランは夫婦によって違います。
だからこそ、
- 収入差に合わせた負担
- 教育資金・老後資金の見える化
- 共同での資金作り
が、長く仲良く暮らすためのポイントになります。
お金の話は後回しにしがちですが、
早めに話し合うほど、将来の安心感は大きくなります。
家庭のお金事情は様々ですが家族になった時点でチームです。
“夫婦のチーム力” を高めれば自然と会話も多く楽しい日々が送れる気がします。
ちなみにすぎばちょふ家はお金の全てを自分が管理してます。
貯金の金額や子供の教育資金の計画を全て共有してるので特に揉めることもありません。
みなさんも家庭にあった形を作ってみてはいかがですか?
以上です。
引き続き更新していきます。
すぎばちょふ 〜笑顔の時間を1秒でも多く〜


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